ジブラルタル環境保護団体、浄化が「着実に進んでいる」として燃料油流出の調査を要請

May 24, 2023

清掃員がロジア湾の清掃を続ける中、海水浴客を保護するためにキャンプ湾に赤旗が掲げられている

ジブラルタルの環境支援グループ（ESG）は、海岸を濃い黒いタールで覆った原油流出事故の原因となった燃料補給作業を非難した。

ESGはガス・ビーナスLPGタンカーへの給油時にどのようなレベルの監督が行われていたのかを問い、「起きてはならない事故だった」と述べた。

政府の環境配慮に積極的に参加する圧力団体はその後、オンライン声明で「汚染者は生態系へのダメージの代償を支払わなければならない」と述べた。

パナマ登録のLPGタンカー「ガス・ビーナス」は全長180メートルで、オンラインデータによると現在もジブラルタルに停泊している。

月曜正午ごろの事故では、1,000～2,000リットルの超低硫黄油が海に流出した。

その後、西風によって油が南西部の人気の海水浴スポット、ロージア湾、キャンプ湾、リトル湾周辺の岩や桟橋に押し上げられた。

ジブラルタル環境省は今週、ロージア湾が最も被害を受けた地域だと発表した。

最近の原油流出事故は、海洋保護区であるセブン・シスターズの立ち入りが困難な地域に大混乱をもたらした。

その後、政府職員とノーチラスプロジェクトのボランティアらが被災地の清掃に着手し、なんとか木曜日にキャンプベイとリトルベイを再開した。

金曜日、環境省の職員らは両方の浴場からクラゲネットを撤去し、清掃も行った。

金曜日、海水浴客の安全を守るためにライフガードが赤旗を掲げたキャンプ湾周辺の海では、港の打ち上げにより浮遊油の光沢が除去され続けた。

ジブラルタル政府は、金曜日までにロージア湾周辺での清掃活動が「順調に進んで」おり、週末まで続くと述べた。

ESGは原油流出とその発生経緯についての調査を望むと述べた。

「ESGは、ジブラルタルに起因する非常に高い二酸化炭素排出量を考慮して、バンカリング貿易を化石燃料から多角化するよう求めている」と述べた。

「しかし、大気汚染や騒音公害、油流出による環境への影響もグループにとって懸念事項です。」

最近の原油流出事故は、最近オランダのはしけに乗ってジブラルタルを離れたOS 35号難破船により東海岸に更なる被害があった冬に続いて発生した。

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